用語集

英数字

ADR

Average Daily Rate(アベレージ・デイリー・レート)」の頭文字を取ったもの。

販売客室数の平均的な販売価格を指し、ホテルの売上の健全性や効率性を評価するのに役立つ指標となります。

もっと詳しい説明を見る

ASP

「ASP」とは、「Application Service Provider」の頭文字を取ったもので、ネットワーク経由でアプリケーションソフト等のサービスを提供するサービス事業者のことを指します。SaaSとの違いは、ASPとSaaSのいずれもインターネット経由で提供されるソフトウェアやサービスのことを指していますが、ASPはサービス提供者、SaaSはサービスを提供するソフトウェアを指すという違いがあります。

BE

Booking Engine(ブッキング エンジン)」の頭文字を取ったもの。

宿泊施設の自社公式ホームページ上で宿泊予約を可能にし、またその管理を行う為のインターネット宿泊予約システムです。昨今では、会員機能やメタサーチへの対応など、多機能化が進んでいます。

もっと詳しい説明を見る

CRM

Customer Relationship Management」の頭文字を取ったもの。

顧客情報を集約・活用し、顧客との良好な関係性を構築・維持すること。簡単に言えば顧客に“ファン”になってもらうためのツール

もっと詳しい説明を見る

CRS

Central Reservation System」の頭文字を取ったもの。

自社ホームページ用予約システムや、多くの販売先との連携などにより、予約管理を集約化するシステム。主に、チェーン展開しているホテル向けに活用され、1つのデータベースを各店が共有することによって、加盟しているホテルの予約状況を一括で管理把握することができる。

もっと詳しい説明を見る

DX

「Digital Transformation(デジタルトランスフォーメーション)」の略称で、AIなどのデジタル技術やデータを用いてビジネスや社会、生活の形・スタイルを変えることを指します。日本語では「デジタル変革」とも訳されます。宿泊業界でもウィズコロナやインバウンド需要の回復、人手不足を解消させるためにDXが必要とされています。

もっと詳しい説明を見る

FIT

Free Individual Traveler」の頭文字を取ったもの。

個人旅行または個人旅行客を指す。 反対語:団体旅行者(Group Traveler)

もっと詳しい説明を見る

GDS

Global Distribution System」の頭文字を取ったもの。

世界中の航空会社、ホテル、レンタカーなどの予約・発券ができる旅行流通システムとなっており、世界中の旅行会社に導入されている。CRSの中にも組み込まれている。

もっと詳しい説明を見る

GOP

Gross Operating Profit(グロス・オペレーティング・プロフィット)」の略称で、営業総利益や営業粗利益を指します。

宿泊施設の売上から経費などを差し引いた収益を意味し、宿泊施設経営における重要な指標のひとつです。

MaaS

「MaaS」とは、Mobility as a service (サービスとしての交通)の頭文字を取ったもので、バスや電車などすべての交通サービスを1つに統合し、情報通信技術(ICT)を活用して移動をシームレスにつなぐことを指します。異なる交通手段をスムーズに利用できれば渋滞の解消や物流の効率化だけでなく、地域や観光地での移動が便利になり、また公共交通機関をより効率的に活用するなど、地域活性化につながることも期待されています。

OBP

Occupancy Based Pricing」の頭文字を取ったもの。

宿泊人別料金設定のこと。単純な部屋料金に代わり、グローバルな販売先でも主流になりつつある考え方

もっと詳しい説明を見る

OCC

OCCupancy Ratio」の頭の文字を取ったもの。

客室稼働率のこと

もっと詳しい説明を見る

OTA

Online Travel Agent(オンライン トラベル エージェント)」の頭文字を取ったもの。

主にインターネット上にて宿泊予約などを行う旅行会社のことです。昨今では、施設タイプやマーケットに特化した旅行会社も増えています。
各旅行会社の特徴を考慮した利用が重要となり、多くのお客様へのリーチや、ブランディング効果の創出なども期待できます。

もっと詳しい説明を見る

PMS

Property Management System(プロパティ マネジメント システム)の頭文字を取ったもので、部屋割りなどの客室管理や精算管理、宿泊データ分析等を行うシステムです。

サイトコントローラーとデータ連携し、宿泊予約情報の登録や、販売客室数の調整なども行うことができます。
従来手作業であった管理業務をシステム化するだけではなく、昨今では無人化・省人化の為の機能を持つなどしており、一棟貸しから、シティホテル・ホテルチェーンまで幅広い宿泊施設形態で、それぞれに合わせたシステムが活用されます。

もっと詳しい説明を見る

RevPAR

Revenue Per Available Room」の頭文字を取ったもの。

販売可能な客室1室あたりの収益を表す値のことを指します。

もっと詳しい説明を見る

RMS

Revenue Management System」の頭文字を取ったもの。

予約状況や需要予測などをAIやロジックを用いて解析し、最適化した販売価格設定を行い、収益の最大化を図る為のシステム。

もっと詳しい説明を見る

ROH

Run Of the House(ラン・オブ・ザ・ハウス)」の略で、客室の指定無しで宿泊予約をし、宿泊施設側が空いている部屋を割り当てるシステムのことです。

一般的には通常よりも安い価格で提供され、あまり景観の良くない客室や狭い客室が割り当てられる可能性があります。宿泊者は、チェックイン時にどの客室に宿泊するのかを知る形となります。

Saas

「Saas」とは、Software as a service (サービスとしてのソフトウェア)の頭文字を取ったもので、インターネット経由でサービスを利用できるインストール不要のソフトウェアもしくはその提供形態のことを指します。リモートワークで使われるweb会議ツールや会計ソフト、宿泊業界ではPMSがSaaSにあたります。業務効率化や省人化を可能にし、業務改善やコスト削減といった効果があるため多くの宿泊施設に導入されています。

Z世代

「Z世代」とは、1990年代中盤から2010年代序盤までに生まれた人々のことを指します。または、生まれた時点でインターネットが利用可能だったデジタルネイティブ世代のことを指します。

1 way

宿泊業界での「1 way」とは、サイトコントローラーとPMSの連携形式のことを指します。サイトコントローラーからPMSに新規予約・変更・キャンセルなどの情報が送られますが、PMSで入力したものはサイトコントローラーに反映されないため在庫調整はサイトコントローラーで行う、といった形のサイトコントローラーからPMS一方通行の連携です。サイトコントローラー上にて細かな在庫調整や正確なオンハンドの把握ができます

2 way

宿泊業界での「2 way」とは、サイトコントローラーとPMSの連携の形式のことを指します。「1way」との違いはサイトコントローラーからPMSに送られる情報に加え、PMSで入力した予約数に応じてサイトコントローラーでの販売数を自動的に減らすこともできる、といった形のサイトコントローラーとPMSの双方向の連携が行なえる点です。オンライン予約とオフライン予約の管理が正確に行なうことができるため、オーバーブッキングのリスクをさらに下げることにつながります。

あ行

アロット・ブロック

「分配・割当」を意味する言葉で、旅行業界では、宿泊施設や航空会社が旅行会社に一定数の客室や座席を恒常的に提供することを指します。

宿泊施設が旅行会社に、確保してある客室分を預けて販売を委託します。期限内に販売できなかった客室は宿泊施設に返される仕組みとなっています。

インバウンド

インバウンド(Inbound)とは、「訪日外国人旅行客」を意味します。特に最近の日本の観光業界では、インバウンド観光の重要性が高まっており、外国からの旅行者を受け入れるための取り組みが盛んに行われています。

もっと詳しい説明を見る

ウォークイン

宿泊者が事前に予約をせずに、直接ホテルに来て宿泊可能か確認して泊まること、もしくはその宿泊客のことを指します。

宿泊者の情報を事前に把握していないため、宿泊手続きとして身元チェック(本人確認書類の提示)やデポジットの請求を行うのが一般的です。

類似の用語として「Go-show」という言葉がありますが、こちらは宿泊者が予約をしたが、何らかの理由で予約が完了していなかったり、キャンセルされてしまった場合にそのまま来館してしまうことをいいます。ウォークインは予約そのものを行わない状態で来館することをいい、予約という行為を行ったかどうかが違いとなります。

エキストラベッド

ホテルの客室定員以上の宿泊客を受け入れる際に、臨時で追加するベッドのことを指します。

折りたたみ式やソファベッドタイプの簡易ベッドが使われることが多く、ツインルームにエキストラベッドを1台加えてトリプルルームにしたり、トリプルルームをフォースルームにしたりします。

オーバーブッキング

ホテルや旅館などの宿泊施設が宿泊可能な客室数を上回る宿泊予約を受け付けてしまうこと。

もっと詳しい説明を見る

オーベルジュ

宿泊施設を備えたレストランで、特に美食を楽しむための施設です。

自然に囲まれた郊外や地方に立地し、シェフがその土地の食材を使った料理を振る舞います。

あくまでレストランがメインで、その延長線上に宿泊やその他のサービスが用意されています。

オールインクルーシブ

ホテルの宿泊代金に、食事やドリンク、プールやリラクゼーション、アクティビティなどの利用料も含まれている宿泊施設やプランのことをいいます。

通常であれば別料金がかかるサービスが宿泊代に含まれているので、宿泊客は滞在期間中にお財布を気にせずに快適に過ごすことができます。

オフシーズン(閑散期)

宿泊業界での「オフシーズン(閑散期)」とは、梅雨の時期などホテルや旅館に宿泊するお客様が少ない時期のことを指します。

オンハンド

宿泊業界での「オンハンド」とは、現在成立している、売上のほぼ確定している予約のことを指します。on handは「手持ちの」、「手元にある」、「持ち合わせている」という意味を持ちます。

か行

カウンター販売

宿泊業界でカウンター販売とは、旅行会社の店舗や個人でグループの旅行者向けにパッケージツアーや宿泊、航空券などを店頭で販売することを意味します。非対面のインターネット販売やメディア販売、外商が中心の団体旅行販売と区別するときに使われることを指します。

貸別荘

海沿いもしくは山間部など自然豊かな場所に立地することが多い、一戸建てをまるごと貸し切ることができる宿泊施設のことを指します。

キッチンやリビング、複数の寝室が備わっており、自炊が可能で長期滞在にも適しています。

一軒建物を丸々利用できるので、プライバシーが保たれ、家族や友人とのグループ旅行に向いています。

貸別荘には、リゾート地や観光地に立地する別荘のような上質な建物が特徴的なヴィラや、丸太や角材などを使用した木造の建物で、自然の風合いを活かした外観や内装が特徴のコテージ・ロッジ・ログハウス・バンガローなどの種類があります。

カプセルホテル

フロアに設置された小さな箱状の個室(カプセル)に寝泊まりする簡易宿泊施設のことです。

カプセル内には一人用のベッドと小さな収納スペース、個別の照明があり、カーテンなどで他の宿泊客と隔てられています。

都市部に多く立地し、旅館業法では簡易宿所営業に分類されます。

キャンセルチャージ

宿泊業界での「キャンセルチャージ」とは、ホテルや旅館の予約の取り消しや変更の際に支払う必要のある料金のことを指します。

もっと詳しい説明を見る

キャンセルポリシー

宿泊業界での「キャンセルポリシー」とは、予約キャンセルについての注意事項や発生するキャンセル料についてまとめたものを指します。キャンセルの方法をお客様に伝える、キャンセルによる販売機会の損失を回避するといった役割があります。

もっと詳しい説明を見る

グランピング

宿泊業界での「グランピング」とは、Glamorous(グラマラス)とCamping(キャンピング)を組み合わせた言葉で、優雅で魅力的なキャンプを意味します。キャンプの経験や道具がなくても手軽にキャンプ気分を味わい、より快適に豪華に自然を楽しむことに特化したアウトドアとして2015年頃から日本でも広まり、キャンプ初心者や女性グループ、ファミリー層から支持を得ています。

もっと詳しい説明を見る

ゲストハウス・ホステル

ひと部屋に二段ベッドなどが複数設置された相部屋(ドミトリー)で他の宿泊客と共有の寝室で過ごし、トイレやバスルームは共用、アメニティの無料サービスが無いタイプの宿泊施設を指します。

それぞれのベッドが個々の宿泊客の寝床となりますが、プライバシー確保のためカーテンなどで仕切られているケースが一般的です。

ゲストハウスは、小規模の宿泊施設で家族経営の場合が多く、ホテルのようなフロント機能が無い場合が多い施設です。

ホステルは、フロントがあり、共用部での宿泊客同士の交流がしやすい施設です。

ゴーショー(Go-show)

宿泊者が予約をしたが何らかの理由で予約が完了していなかったり、キャンセルされてしまった場合に、宿泊予約が無い状態にもかかわらず当日そのまま宿泊客が来館してしまうことをいいます。

類似の用語として「ウォークイン」という言葉がありますが、こちらは宿泊者が事前に予約をせずに、直接ホテルに来て宿泊可能か確認して泊まることをいいます。Go-showは予約をしたがOKになっていない宿泊客が来館してしまうことをいい、予約という行為を行ったかどうかが違いとなります。

コミッション

「コミッション」とは、予約仲介業者などに支払われる斡旋手数料のことを言います。宿泊業界での「コミッション」では、航空券や宿泊券、パッケージツアーを販売した旅行会社に対して、航空会社や宿泊施設から払われる手数料を指します。

従来、支払われる料金はサービスに応じて定率で定められていましたが、近年ではインターネット予約サイトの普及により、独自に旅館と契約し安い手数料体系で契約をしたり、仲介業者を介さずに直接お客様と取引をする航空会社や宿泊施設も増えています。

コンドミニアム

客室内にキッチンや洗濯機などの基本的な家電や食器などが備え付けられていて、自炊しながらの生活が可能な長期滞在者向けの宿泊施設のことを指します。

コンドミニアムはリゾート地や避暑地に立地することが多く、観光やレジャー目的で利用されます。

マンスリー(ウィークリー)マンションやサービスアパートメントなども同様の宿泊施設で、こちらはビジネス目的での利用が多い傾向です。

さ行

サイトコントローラー

複数の販売先に対して、客室在庫やプランの販売価格、宿泊者の予約情報等をまとめて管理するシステムです。

宿泊予約サイト(OTA)やブッキングエンジン(BE)、ホールセラー、など多岐にわたる販売先と連携し、宿泊施設と各販売先及び、その先にいるお客様との架け橋になる、販売管理の基幹システムです。

昨今では管理だけでなく、販売強化へのサポート機能の充実も求められています。また、ホテルシステム(PMS)とはじめとする宿泊施設周辺サービスともデータ連携し、管理業務の効率化を実現します。海外ではチャネルマネージャーと呼ばれています。

もっと詳しい説明を見る

シティホテル

都市部や都市近郊の市街地に立地し、レストランや宴会場、結婚式場等の付帯施設を備えたフルサービスホテルのことを指します。

ビジネスや観光、レジャー等様々な目的で利用できるため、ファミリーからカップル、一人での利用など幅広い客層に対応して、客室もシングル、ダブル、ツインルームなど様々な種類があります。

大規模な宴会場や会議室を備え、結婚式や企業イベントにも対応可能で、コンシェルジュサービスに対応しているホテルもあります。テナントとしてレストランやバー、フィットネスジム、プール、スパ、エステ、美容院、ブティック、花屋などもあり、サービスや設備が充実しています。

宿泊税

一部の地方自治体が定める、ホテルや旅館の宿泊者に課税される地方税です。

環境産業やMICEの振興や受入環境整備など、持続可能な観光の振興のための費用として使われます。

宿坊

仏教寺院や神社の境内に設けられた宿泊施設を指します。

もともとは、僧侶や参拝者が泊まるための施設でしたが、現在では一般の観光客の受け入れが増加して宿泊施設としてのサービスも充実しています。

歴史ある建築や美しい庭園を楽しんだり、精進料理をはじめ、座禅や写経といった修行体験ができるところも魅力の一つとなります。

受注型企画旅行

宿泊業界での受注型企画旅行とは、旅行業法で定められた旅行契約形態の1つで、旅行者からの依頼を受けて旅行業者が旅行計画を作成し、これにより実施される旅行のこと。

旅行者は旅行計画を受けて旅行業者に対し内容の変更を求めることができる。また旅行業者は企画段階から旅行に携わるため、旅程管理、旅程保証、特別保障等について責任を負う義務がある。

城泊

宿泊業界での「城泊」とは、城に宿泊すること、または現存する歴史的建造物や、それらが建つ敷地内に宿泊できるサービスを指します。

シングルユース

ベッドが2台あるツインベッドルームやダブルベッドが1台ある部屋など、2人用の客室を1人で利用することをいいます。

通常2人で利用する場合の利用料より安く宿泊することができますが、シーズンによっては所定の正規料金となることもあります。

ステイケーション

宿泊業界での「ステイケーション」とは、Stay(ステイ)とVacation(バケーション)を組み合わせた造語で、夏休み等の長期休暇の間、旅行をする代わりに自宅や近場のホテルなどで休暇を取ることを指します。

素泊まり

旅館やホテルに泊まる際に朝食や夕食等の食事が付いていない、宿泊のみのプランのことをいいます。

スマートロック

暗証番号の入力やQRコードなどを通じて開閉・管理を行う機器およびシステム。

もっと詳しい説明を見る

た行

ダイナミックパッケージ(DP)

旅行者が、飛行機や新幹線などの交通手段や宿泊施設、レンタカー、アクティビティなどを自由に選んで組み合わせるパッケージツアーのことです。

航空会社や飛行機の搭乗時間、滞在都市や宿泊施設を自分の希望に合わせて選択をすることができるので、旅行業者が企画するパッケージツアーよりも柔軟にオリジナルの旅行プランを作ることができます。

ダイナミックプライシング

商品やサービスの需要に応じて価格を変動させる仕組み。

もっと詳しい説明を見る

タリフ・シーズナリティ

タリフとは、宿泊施設が旅行代理店向けに出す客室の価格や条件などを示した価格表のことをいいます。

宿泊施設の正規客室料金(ラックレート)を指すこともあります

シーズナリティは、時期や季節によって変動する宿泊料金のことを指します。ピークシーズン、ショルダーシーズン、オフシーズンなどの季節ごとの宿泊料金等の情報がシーズナリティとしてタリフに記載されています。

チェックインシステム

ホテルや旅館などの宿泊施設が利用する、チェックイン作業に用いられるシステムのことです。

宿泊者がスマホ等を用いて自らチェックイン手続きを行うことができ、無人や非対面で宿泊者情報や本人確認作業、パスポートデータの取得、宿泊台帳の取得や鍵の授受などができます。自動精算機能で宿泊料の支払いに対応しているシステムもあり、チェックイン、チェックアウト作業をシステム化することで、フロントスタッフが常駐しなくても処理ができるので、人件費の削減や、精算ミスの低減、締め作業の簡潔化にも繋がります。

サイトコントローラーと予約情報(宿泊台帳)を連携することで、データ登録の手間も省くことができます。

地方創生

「地方創生」とは、第二次安倍内閣によって掲げられた地方活性化を目指す政策または取り組みのことで、東京への人口集中による地方の人口減少を是正し、日本の活力向上を目指す一連の政策を指します。

もっと詳しい説明を見る

デイユース

主に日中に日帰りで宿泊をせずに一定の時間ホテルや旅館の客室を利用するプランのことをいいます。

ホテルなど宿泊施設の客室を利用するので、プライベートな個室を確保して、仕事場(リモートワーク)としての利用や仮眠や休憩などの用途で利用できます。温泉旅館などでは、温泉利用と客室内で食事をとることができるプランを提供している宿もあります。

手仕舞い

旅行会社が宿泊施設等のサプライヤーから預かったアロット在庫(宿泊施設から預かっている予約枠)の売れ残り分を宿泊施設側に返すこと、もしくはオンライン販売での予約受け入れ終了日・終了時間のことをいいます。

パンフレット等を利用し、実店舗を構えて旅行商品を接客販売する旅行会社の場合、宿泊施設から予約枠として販売する客室を預かり、それを元に旅行商品を企画して販売する「ブロック取引」という方法を取ることが多くあります。宿泊施設側は、預けている間はその分の客室を自由に販売することができませんが、設定した手仕舞い日を過ぎれば、売れ残った分の客室は宿泊施設側に返室され、自ら販売できるようになります。

同伴係数(DOR)

1部屋あたりに平均して何名宿泊したかを示した数字で、計算式は、同伴係数=宿泊人数÷販売客室数となります。

DOR(Double Occupancy Ratioの頭文字を取ったもの)と言われることもあります。

通常、旅館では和室など1部屋あたりの宿泊可能人数が多いため数値が高くなりますが、逆にビジネスホテルではシングルルーム等の1人用客室の割合が多いので、数値が低くなる傾向にあります。

ドミトリー

相部屋の部屋タイプや宿泊施設のことを指し、ゲストハウスやホステルなどの格安宿泊施設に多い形式です。

一部屋に二段ベッドが複数設置され、他の宿泊客と共有の寝室で過ごす形となります。それぞれのベッドが個々の宿泊客の寝床となりますが、プライバシー確保のためカーテンなどで仕切られているケースが一般的です。

な行

入湯税

温泉を使った鉱泉浴場で入浴する際に利用客に課税される地方税です。

入湯税額は1人1日150円を標準とし、施設の整備や衛生管理、観光振興などに使われます。

ノーショー

No Show Up の略。予約をしたお客様が、実際には宿泊されないこと

もっと詳しい説明を見る

農泊

宿泊業界での「農泊」とは、農山漁村地域に宿泊し、その土地ならではの資源を活用した食事や体験を楽しむ「農山漁村地域滞在型旅行」のことを指します。地域資源を観光コンテンツとして活用し、地域の所得向上と活性化を図るものとして注目されています。

は行

パッケージツアー

宿泊業界での「パッケージツアー」とは、募集型企画旅行のことで、旅行業者が旅行計画を作成し、パンフレットやインターネットなどで旅行者を募集して実施される旅行を指します。

ピークシーズン(繁忙期)

宿泊業界での「ピークシーズン(繁忙期)」とは、ゴールデンウイークやお盆休み、年末年始などの長期休みで、宿泊者が多く混雑が予想される時期のことを指します。

ビジネスホテル

出張などビジネス目的での利用が主となる、サービスやアメニティを最小限に抑えた宿泊特化型のホテルのことを指します。

駅の近くなど交通の利便性の高い場所に立地していることが多く、1名利用のシングルルームがメインとなります。

ブッキングカーブ

リードタイム別の予約状況を可視化したグラフ。予約のペースや傾向の把握に役立つ

もっと詳しい説明を見る

ベストレート保証

「ベストレート保証」とは、「最低保証価格」のことを指します。ホテルの公式サイトでの販売料金をほかの予約サイトに掲載されている料金よりも安くするといった仕組みです。

もっと詳しい説明を見る

ペンション

西洋風の建物で、家族経営によるアットホームなおもてなしと、食事も主に西洋料理を提供する比較的小規模な宿泊施設を指します。

主に高原や温泉,スキー場など自然豊かな観光地・リゾート地に立地していることが多いです。

ホールセラー

宿泊施設から、客室在庫及び料金の提供を受け、販売を主とする旅行会社へと卸売りをする旅行会社。

BtoB販売の為、一般顧客へ直接販売は行わない。航空会社から航空座席や、ツアーオペレーターからオプショナルツアーなどの素材も仕入れ、旅行商品(パッケージツアー)を造成販売することもある。

もっと詳しい説明を見る

募集型企画旅行

宿泊業界での募集型企画旅行とは、旅行業法で定められた旅行契約形態の1つで、旅行業者があらかじめ旅行の目的及び日程、運送や宿泊などの旅行サービスの内容と代金を定めた旅行計画を作成し、インターネット等で旅行者を募集して実施される旅行のこと。

受注型企画旅行とは異なり旅行者には旅行計画を変更する権限がない。旅行業者は自社が作成した旅行計画に基づいて運送及び宿泊の手配を請け負い、旅程管理や旅程保証、特別補償等について責任を負う義務がある。

ホテルシステム(PMS)

Property Management System(プロパティ マネジメント システム)の頭文字を取ったもので、部屋割りなどの客室管理や精算管理、宿泊データ分析等を行うシステムです。

サイトコントローラーとデータ連携し、宿泊予約情報の登録や、販売客室数の調整なども行うことができます。
従来手作業であった管理業務をシステム化するだけではなく、昨今では無人化・省人化の為の機能を持つなどしており、一棟貸しから、シティホテル・ホテルチェーンまで幅広い宿泊施設形態で、それぞれに合わせたシステムが活用されます。

もっと詳しい説明を見る

ま行

マイクロツーリズム

新型コロナウイルス感染症の流行をきっかけに広がった、自宅から1〜2時間程度の移動圏内で観光する近距離旅行形態のことを指します。

感染症拡大防止の観点から、公共交通機関の利用を避けた自家用車による移動を中心とし、特産品や工芸品の購入、文化体験を通じて、地域の魅力の再発見や地域経済への貢献が期待できます。

町家(町屋)

昔からの民家の一種で、城下町などの町や町並みを形成している敷地に建てられた、店舗を併設した商人の住宅のことを指します。

京都などに多く立地し、宿泊施設として利用される場合は住宅一棟貸し切りで提供されることが一般的です

マンチャージ(MC)

宿泊業界での「マンチャージ(MC)」とは、人数単位の宿泊料金のことを指します。人数が増えるに従い宿泊料金が上がるシステムです。

ミニマムステイ

長期滞在向けの宿泊施設や、一般の宿泊施設がピーク時などに設定する最低宿泊日数のことを指します。

ゴールデンウィークやお盆休み、年末年始などの連休や特別行事が催される時期、リゾート地でのハイシーズンなどに適用され、長期滞在客の確保で客室あたりの稼働水準が向上します。

ミレニアル世代

「ミレニアル世代」とは、1980年代序盤から1990年代中盤までに生まれた世代のことを指します。インターネット環境が普及しだした頃に育った世代で、Y世代とも呼ばれています。

民宿

個人経営や家族経営の比較的小規模な和風様式の宿泊施設です。

民宿経営者が農業や漁業などの本業を営んでいて、観光シーズンにのみ副業として宿泊施設を提供している場合も多くあります。

その土地の旬の食材を使った郷土料理や家庭料理を楽しむことができます。

民泊

戸建住宅やマンションの一室など民間の住宅や部屋を宿泊場所として旅行者に貸し出すサービスやビジネスモデルを指します。

宿泊業を営むには旅館業法に基づく許可が必要になりますが、民泊の場合ほとんどが要件を満たすことができず、インバウンド等の宿泊需要の拡大に対して、違法民泊が増加する問題が発生していました。それに対応するために新たに民泊新法(住宅宿泊事業法)が制定され、年間営業日数180日を上限に、ホテルや旅館が営業することができない住宅専用地域で民泊施設の営業をすることが可能となりました。

民泊新法

宿泊業界での「民泊新法」とは住宅宿泊事業法のことで、民泊については、安全面・衛生面の確保や騒音・ゴミ出しなどによる近隣トラブルの解説、宿泊ニーズの多様化に対応し、健全な民泊サービスの普及を目的として新たに制定された法律を指します。

メタサーチ

複数の検索エンジンから抽出した検索結果を統合して表示すること。このメタサーチが機能することで、宿泊業界では各宿泊予約サイトの最安値を比較することができる。

トリップアドバイザー、Google、トリバゴやトラベルコが有名。

もっと詳しい説明を見る

や行

ユニバーサルデザイン

「ユニバーサルデザイン」とは、年齢や性別、国籍や人種、障がいの有無などにかかわらず誰もが使いやすいように設計された製品、サービス、空間のデザインのことを指します。

もっと詳しい説明を見る

ら行

ラックレート

宿泊業界での「ラックレート」とは、ホテルにおける客室料金で割引が一切されていない定価・正規料金のことを指します。

ラックレートの語源は、棚を意味するラックに正規価格が記載されたパンフレットが置いてあったところからだと言われています。

ラックレートで示される価格によりホテルのグレードを推測することができますが、最近ではラックレートを廃止してその時々の需要に応じた料金を設定する宿泊施設も増えています。

ランドオペレーター

宿泊業界での「ランドオペレーター」とは、旅行サービス手配業の1つで、旅行会社の依頼を受けて旅行先のホテルやレストラン、ガイドやバス・鉄道などの手配・予約を行う会社のことを指します。ツアーオペレーターとも呼ばれます。

リアルエージェント

実店舗を構え、窓口での旅行販売を行う旅行会社。

もっと詳しい説明を見る

リードタイム

宿泊日と予約日の間の日数のこと。

もっと詳しい説明を見る

リゾートホテル

ビーチリゾートやスキーリゾート等眺望や周辺環境が魅力的な場所に立地する、観光やアウトドアなどのレジャーが主な利用目的となる宿泊施設のことを指します。

宿泊だけでなく、レストランや宴会場、結婚式場等の付帯施設を備えたフルサービスホテルとなり、フィットネスジム、プール、スパ、エステ、テニスコートやゴルフ場といったスポーツ施設などを備える施設も多くあります。

旅館

和室を中心とした客室など、和風様式の構造や設備を主とする日本独自の宿泊施設のことを指します。

温泉旅館や観光旅館、割烹旅館などの種類があり、和室の畳の上に布団を敷いて寝たり、その土地の特産物や新鮮な野菜などの食材を使った郷土料理を味わったり、館内の大浴場・温泉を楽しむことができます。

夕食と朝食の二食付きの宿泊プランが多く、部屋食に対応している宿もあります。

旅館業法

宿泊業界での「旅館業法」とは、旅館業に関する法律で、旅館業の定義や判断基準などについて定義されているものを指します。

もっと詳しい説明を見る

ルームチャージ(RC)

宿泊業界での「ルームチャージ(RC)」とは、ホテルの客室1室あたりの宿泊料金のことを指します。部屋単位で価格が設定されているため、何人で利用しても代金は同じというシステムです。

ルレ・エ・シャトー

1954 年に設立された世界中の580のホテルとレストランの協会(非営利会員組織)であり、独立した起業家 (ほとんどの場合は家族) によって運営されています。

彼らは地元の遺産と環境の保護にも同様に熱心に取り組んで、世界の料理とおもてなしの伝統の豊かさと多様性を守り、促進し、今後も繁栄し続けるよう努めています

もっと詳しい説明を見る

レートパリティ

「価格の公平性」。各販売先において、同一宿泊プランの価格を同額になるよう揃えること

もっと詳しい説明を見る

レベニューマネジメント・イールドマネジメント

予約状況や需要予測などを解析し、収益の最適化・最大化を図ること。

もっと詳しい説明を見る

わ行

ワーケーション

宿泊業界での「ワーケーション」とは、Work(ワーク)とVacation(バケーション)を組み合わせた造語で、観光地やリゾート地など普段のオフィスとは離れた場所で休暇を楽しみながら働くスタイルのことを指します。