toggle hotel suidobashi 様

toggle hotel suidobashiは、当社が開発・運営する初の自社ブランドホテルとなります。開業の準備にあたって、まずシステムの部分についてはPMSの選定から行い、そのPMSと連携できるシステムとしていくつかのサイトコントローラーを比較検討していました。外部委託している宿泊施設の中で、手間いらずを利用している施設がありましたので、もちろん存在や名前は知っていましたが、実際にどういうことができるのかというのはあまりわかっていない状況でした。

初めて自社運営する施設だったため、まずはサイトコントローラーって何ができるの？というところから営業担当の方に教えてもらいました。手間いらずのことだけではなく、ホテル運営には様々なシステムが連携しているので、それぞれがどんな役割でどういう形で連携をしているのか、というのをきちんと情報を整理して説明してくれたことと、次はこういうことをいつまでに決めていかなければいけないというスケジューリングの部分も全てフォローしてくれたことがとてもありがたく、営業担当の方の人柄とサポートの手厚さが導入の決め手になりました。コロナの影響で開業時期を何度かずらすことになってしまったので、スケジュール調整を柔軟に対応してもらえたのはやはり大きかったですね。

手間いらずは在庫調整や料金調整などの日常的な作業で毎日触っています。

当ホテルは、東京ドームに近い場所に位置しているので、イベントの開催情報が発表されると立て続けに予約が入りますが、「短時間予約発生アラート」を設定して活用しています。短時間予約発生アラートは、短時間に予約が急増した時にアラートが出て、メールで通知を受け取ったり、自動で売り止めをかけることができるので、アラートによってイベント情報を拾い、すぐに販売価格を調整して需要に応じた適切な価格で再販して予約を取ることができるのがいいですね。

それから、客室タイプとしてコネクティングルームが2種類あるのですが、手間いらずであればコネクティングルームとしての販売と、個別の客室としての販売を同時に行うことができ、片方で予約が入ったら自動的にコネクティングルームとしての販売が停止する機能があるので、残室状況に合わせてコネクティングルームへの誘導や自社HPだけの販売に絞るなどフレキシブルにコントロールできるのがありがたいです。

PMSとのデータ連携についても、手間いらずからPMSへ送られる予約情報だけでなく、電話予約などをPMS側に登録した後の残室数のデータを手間いらずに送ることができる2WAY連携にも対応しているので、オンラインとオフライン予約の管理が正確に行なうことができ、作業的にも非常にラクですね。

導入の決め手となったサポート体制については、運用を始めた後に営業担当の方が変わっても、手厚さや安心感は変わりません。操作や運用について分からないことがあって連絡すると、とても丁寧に対応していただけますし、何よりレスポンスが早いです。

実際、導入後に運用を大きく変更することになった際も手厚くサポートしていただきました。もともと客室の販売を部屋タイプ別にしていて、お客様に希望の客室カラーを聞いてアサインする運用をしていたのですが、なかなかお客様の希望に合わせられなかったり、確認するためのオペレーションも負担になっていたので、最初から客室カラー別に販売できるように変更しようとしました。対応方法について相談した際も、客室タイプの設定変更など手間いらず側での調整だけでなく、PMSとの連携の部分も細かく確認して教えていただき、うまく調整することができたのでとても助かりました。

今の状況でサイトコントローラーが無ければ、残室や販売価格の調整、予約確認などを各宿泊予約サイトごとに管理しなければいけないので、スタッフが今の10倍は必要になってしまいますね。人手不足の状況下で、一つのシステムで簡単に予約サイトのコントロールができて、売上の最大化を図ることができるというのが手間いらずを利用する一番のメリットだと思います。同じ部署にホテルの支配人経験者がいるのですが、昔はFAXや電話しかなかったので、それを一つ一つ管理するのがとても大変で、サイトコントローラーが出てきたときは革命的だと感じたという話をしていました。

当ホテルは客室ごとにカラーがあるので、推し活や女子会、ホカンス的な使い方をされることが多く、立地も相まって国内のお客様が多い現状です。海外比率も少しずつ増やしていきたいと思いますが、どちらかに偏りすぎないようにバランスよくしたいです。コロナが落ち着いてからは周りの動きに合わせて価格は上がっているが、手間いらずの機能もうまく活用しながら販売調整ができているので、そこにちゃんとお客様ついてきていると感じます。