ホテル管理システム(PMS)とは?サイトコントローラーとの違いを解説

サイトコントローラーの画面

DX化が推進される中で、ホテルや旅館などの宿泊施設ではサイトコントローラーとPMSを活用した効率化が必要となってきています。

本記事では、サイトコントローラーとPMSの特徴を踏まえて、両者の違いについて解説したいと思います。

PMSとは

宿泊業界でのPMS(ホテル管理システム) は、「Property Management System(プロパティ・マネジメント・システム)」の略語であり、ホテルの運営管理を支援するソフトウェアです。 宿泊者の予約管理、チェックイン・チェックアウトの業務、客室の割り当て(アサイン)、在庫管理や料金管理も行うことができ、顧客情報管理ツールとしても利用可能です。

PMSの特徴

PMSの特徴は主に7つあります。

  1. 予約管理
  2. チェックイン・チェックアウト
  3. 料金設定と請求管理
  4. 在庫管理
  5. 顧客情報管理
  6. レポートと分析
  7. 連携機能

1.予約管理

客室予約の受付と管理をし、予約の変更やキャンセルの処理が行えます。

2.チェックイン・チェックアウト

ゲストのホテルや旅館への到着・出発や、客室の割り当て(アサイン)、キー(客室の鍵)の管理が行えます。

3.料金設定と請求管理

客室料金や追加サービス(オプション)の料金を管理し、請求書や領収書を生成して、ゲストへ発行することができます。

4.在庫管理

客室の空室在庫(部屋タイプ毎の客室・ベッド数)を管理し、宿泊予約との整合性を保つことができます。

5.顧客情報管理

ゲストの属性や滞在履歴をデータ管理をすることができ、再予約(リピーター)を獲得できた際、顧客情報を基に、最適なサービスを提供することができます。

6.レポートと分析

売上分析、予約数の分析、客室利用率などのデータを集計から帳票出しすることができ、経営判断を補助します。
※ ホテル管理システム(PMS)毎によって機能は異なります。

7.連携機能

サイトコントローラー、自動精算機、自動釣銭機、財務会計システム、タブレット受付(チェックイン)システム、QRコードチェックイン、清掃管理システム、パスポートリーダー、ルームキー、POSシステムなど、多岐にわたるシステムとの連携が可能であり、情報の一元管理が可能です。

サイトコントローラーとは?

サイトコントローラーとは、複数の宿泊予約サイトをまとめて管理できるシステムです。具体的には、楽天トラベル・じゃらんnet・Booking.com等の宿泊予約サイトに掲載している客室タイプやプラン、予約情報を一元管理することで、宿泊施設の業務が効率化され、ダブルブッキング等の問題を防ぐことができます。

またサイトコントローラーを導入することで、最後の一部屋まで効率的に販売する体制を作ることが可能になり、売上の向上に繋げることができます。

サイトコントローラーの特徴

サイトコントローラーの特徴は主に三つあります。

  • 宿泊予約サイト(OTA)との連携
  • 宿泊予約の受け付け
  • 宿泊予約の更新

サイトコントローラーとPMSの違い

サイトコントローラーとは、複数の宿泊予約サイトをまとめて管理できるシステムで、オンラインでの予約や更新を管理します。一方で、PMSはホテルや旅館などの宿泊施設全体の日常運営を効率的にします。

また、サイトコントローラーは販売するところからチェックインするまでの管理をし、PMSはチェックイン後からチェックアウトまでの管理をします。

まとめ

今回はサイトコントローラーとPMSの違いについて解説しました。

サイトコントローラーにしかできない部分と、PMSにしかできない部分があり、どちらも宿泊施設の運営には欠かせない存在となっています。

人員不足の解決や販路拡大などをしたいのであれば、本記事を参考にして、サイトコントローラーとPMSの利用を検討してはいかがでしょうか。

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